黒板を写す習慣は頭を悪くする!?
授業の際に、高校生までは黒板の内容を写すだけで何とか凌げた”ノートの取り方”。
しかし、大学に進学すると講義内容は黒板に記されることも少なくなるので、
「ノートの取り方(まとめ方)がわからない」と戸惑う人は多い。
その理由・原因は、”高校生活までのノートの取り方”にあります。
これはあくまでも私の体験談ですが、勉強ができる人ほど黒板を写してはいませんでした。
授業態度で具体的にお話すると、多くの人がノートをとるのに必死だった一方、学年でトップを争うタイプの人は黒板を眺めつつ、教師の声に耳を傾けていた・・・そんな印象でした。
彼(彼女)は一体どうしてそのようにしていたのか・・・
その答えをサラッと教えてくれました(笑)
「授業中に頭の中でまとめているんだ」と。
ある人(クラスでは常にトップの女の子:就職希望でした)は家へ帰っても大して勉強はしないタイプだと言っていました。(この辺は素直に受け止めておきました 笑)
「授業の中で勉強できるじゃん!」
というのが、その人の考え方でした。
そういったタイプの方のノートを見せてもらうと、
必要最低限のこと(まとめた内容)のみが書かれてありました。
驚くことに、優れた参考書のようでした。
これが”できる人のノート術”だったのです。
一見、”ノートを写す姿”は勉強をしているように見えます。
教師からみると”優等生”に見えます。
これが大きな落とし穴。
実は、一部のそういった教師にも問題があります。
「おい!ノートとっているのか!?」
(私の時代ですが)このように声を荒げる教師も(ごく一部ですが)存在していましたから。
”ノートは情報をまとめるためのツール”です。
だから、
”その人の思考がそのまま反映されるもの”でもあります。
それを写すという作業に費やしていては、その時間帯は”無思考状態”に陥ります。
つまり、”授業中は勉強していない状態”になってしまいます(※教科にもよる)
ですので、普段から「これはこんな風にノートにまとめておこう」といった感じで”考えながらノートをとる”ことで、無駄な情報を記入することなく、余裕をもって授業にも臨めますし、考える習慣を身につけることができるのではないでしょうか。
また、そういった習慣を身に付けた人ほど社会へ出て成果を発揮するのではないでしょうか。