先日、テレビ番組「アスリートの魂」において、元短距離選手の朝原宣治さんの現役時代に記されていたというノートが公開されました。
そこには、海外で試合を転戦した際の日記や記録などがつづられており、特筆すべきは「その時の走っている感覚(もしくはこういう感覚で走ろうという課題)」が書かれておりました。
この「感覚」というのが重要です。
勉強でも、仕事でも、私たちがノートに記すのは理屈や理論がほとんどです。日々の中でそれらをデータとして残すことも重要ですが、それらを生み出した感覚はもっと重要になってきますよね。
例えば勉強でわからなかったところが「こういう感覚が大事なんだ」とか「こういう感覚で解けばこの科目は問題がない」ということを書くことで、自分の中の勝負勘のようなものが確認でき、養っていけるのではないでしょうか。
それはビジネス(職場・現場)においても同様です。
プレゼンテーション、営業、企画etc...その時にどんな感覚で考えが浮かび、どんな感覚で仕事をしたらお客様に喜ばれたのか等々…そういった記録は(成果や数字よりも)時として重要になってきます。
このように、あくまでもノートや日記は、私たちを更に成長させるためのものであるということを覚えておきたいですね。
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